Seminar

専修大学の学生としての自覚を持ち、専修大学で学ぶことの意味や歴史を学ぶとともに、大学で学ぶための基本的な技法のうち、自分の意見を述べたり、人から話を聞いたり、グループで話し合ったりするオーラルコミュニケーションと、活動の成果を文書にまとめる方法を修得します。

  1. 論理的で筋道だったスピーチ、プレゼンテーションができるようになる。
  2. 上級生(プロジェクトや卒業演習について聞く)または社会人(学生時代と現在の生活を聞く)を訪問してインタビューを行う(インタビューの実施とその分析に重点をおく)。
  3. 学生どうしのネットワーク作りに役立つ期間限定の企画を提案し、企画発表を行う。

ネットワーク情報学部は、社会における情報の収集、処理、発信等の過程に関する包括的な教育研究を通じて、創造的かつ学際的な知識を有する人材を養成することを教育研究上の目的としています。 1年次には、情報学に関する基礎を築き、2年次には、コンテンツデザイン(CD)、メディアプロデュース(MP)、ネットワークシステム(NS)、ユビキタスシステム(US)、経営情報分析(MI)、ITビジネス(IB)、社会情報(SI)、情報数理(IS)という8つのプログラムに分かれ、各専門分野を探究します。 私が担当するメディアプロデュースプログラム(MP)では、デジタル・ネットワーク時代のメディアを、有効に利用した企画をプロデュースできる人材を育てます。プロジェクト管理、知的所有権、会計などのマネジメント知識も併せて学習していきます。 メディアプロデュースプログラム(MP)の学びの目標は以下のとおりです。

  1. コンテンツを下記の4つの位相で理解できるようにする。 (1)メディアとネットワーク環境、(2)表現、(3)ビジネス、(4)社会と政治
  2. コンテンツを送り手として具現化するためのプロセス、条件、人材(スキル)、技術について理解する。
  3. メディア、ネットワークとコンテンツの社会的、文化的な意味を理解し、未来に向けて価値あるコンテンツを創造するための基礎知識とスキルを身につける。
  4. コンテンツを製作するために必要とされる企画、コミュニケーション能力、及びプロセスを計画し実行する能力を身につける。

このような目標を達成するために、「応用演習(メディアプロデュース)」では地域社会との協働に基づいて、クライアントの魅力を引き出すコンテンツを企画、制作するとともに、映像、Webサイト、パンフレットなどの多メディアを活用したプロデュースを実践していきます。このように、メディアプロデュースプログラムでは、学内外の学習資源を最大限に活用したメディア実践活動を通してさまざまな人々との交流を促進するとともに、新たな価値を創造しながら地域社会の発展も志向しています。 前半は、個人で、川崎市多摩区または専修大学の30秒のCM映像作品を制作します。 後半は、3〜4名のグループで、かわさき市民活動センターとの連携により、市民活動団体への取材活動を通してPR作品を制作します。 なお、いずれも、成果物は学内外の成果発表の場に出展し、優秀作品はコンテストでの受賞を目指します。

3年次には、8つのプログラムで修得した知識や技術をもとに、「プロジェクト」というProblem/Project Based Learningに基づいた必修専門科目において、分業と協働による経験学習、理論と実践の統合学習、学内外の越境学習などを通して、人文科学、社会科学、自然科学にまたがる情報学について、横断的に学習します。プロジェクトは、学生が主体です。(1)学生が積極的に研究テーマを企画立案し、(2)相談期間に教員へコンタクトをとって個別相談をしながら研究内容をブラッシュアップするとともに、(3)起案メンバー(最大5名)が中心となって担当教員を指名し、(4)プロジェクトを推進するために必要な技能を有する学生メンバーを募集します。このように、プログラムを横断的に組織化して12名程度のプロジェクトチームを結成し、情報学や情報技術を活用した成果物の制作過程を通じて、1年間をかけて研究テーマに取り組みます。 専修大学ネットワーク情報学部の「プロジェクト」の特徴は以下のとおりです。

  1. 学生・教員から提案された多様なアイデアに基づいて、問題発見・テーマ設定を行い、[創造性、問題解決型]
  2. 調査、分析から実践、評価、報告に至るスケジュールを設定し、[総合的な能力の開発]
  3. 諸学術の理論やテクニックを活用して、[横断的な知識の再編成]
  4. 主として共同作業によって[情報の共有・活用とコミュニケーション]
  5. 調査や研究、作品制作を行い発表する。[成果物の公開]

つまり、従来型の講義形式やゼミ形式の授業とは異なり、プロジェクトでは、具体的な学習内容が予め定められてはいません。受講学生と担当教員とでアイデアを出し合い、内容を作り上げていきます。したがって、学生間あるいは学生-教員間の緊密なコミュニケーションが早い段階から必要となります。また、共同作業のスケジュール管理を自律的に行うなど、学生の主体性が強く求められる科目です。成果物の質を高めるための知識・技術の習得はもちろん重要ですが、結果に至る過程で必要とされる能力を向上させることもこの科目の大きなねらいです。

この卒業演習では、探究のプロセスを通して、問題の本質を発見し、それを自ら解決していく能力を養うことを第一の目的とします。そのために、温故知新という考え方を大切にします。新しいものを創造するためには、これまで蓄積されてきた研究成果を踏まえ、コンテンツ創造を取り巻く現象を多角的なアプローチから直視することが重要です。したがって、履修生一人ひとりが主体的に研究活動に取り組むだけではなく、履修生間の積極的な議論や協働が求められます。そこで、研究活動における議論や協働を通じて、主体的に学び続ける態度を獲得しながら、自らの考えを豊かに表現できる力を育むことを第二の目的として掲げます。

この研究室では、コンテンツ創造科学を共通テーマとし、「映像とは何か」を考察することで、映像という現象の特性を明らかにし、また、映像という現象を用いて「いかに表現するか」という表現の特性を明らかにし、その表現法を考察していきます。デジタル化やネットワーク化をはじめとする技術革新の急速な進展、それにともなうメディアと人間との関わり方の変化、トランスナショナルな文化的・社会的現象などにみられるコンテンツ創造のダイナミズムは、情報技術のみならず、人間や社会の観点からも捉えていくことが重要です。それは、メディアプロデュースプログラムの学びの目標の一つでもあります。

  • 想定している成果の形式・・・コンテンツ分野に関する論文、または、映像作品とその解説論文とする。
  1. コンテンツ分野に関する論文・・・各自の問題意識に基づき研究課題を設定し、先行研究のレビューを踏まえ、研究課題への接近方法を検討して、科学的な方法に基づく真理の探究により、独創的な研究成果を「論文」にまとめる。
  2. 映像作品とその解説論文・・・各自の研究課題に関連する先行研究や映像表現をレビューし、当該分野の研究の到達点と限界を踏まえ、その研究を発展させる契機となり得る新たな表現や知見を、「映像作品とその解説文」にまとめる。なお、映像作品のデータは、原則としてDVDに収録して提出する。

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