Posts Tagged “女性労働”

Career Development among Japanese Female Game Developers: Perspective from Life Stories of Creative Professionals. In Prescott, J., & McGurren, J.E. (Eds.), Gender Considerations and Influence in the Digital Media and Gaming Industry (pp.110-124). Hershey, New York: IGI Global. June 2014を執筆しました。

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「ゲーム産業における女性開発者のキャリア発達:創造的専門家のライフストーリーからの展望」『東京大学大学院情報学環紀要 情報学研究』No.85、pp.45-95(2013年10月)を執筆しました。

●キーワード
ゲーム開発者、キャリア・トランジション、ライフストーリー、生成継承性、ロールモデル、多様性

●概要
高度な専門分業化と協働が多元的に展開しているゲーム産業において、創造性や多様性のマネジメントが重要な経営課題の一つとして挙げられる。しかしながら、ゲーム産業における女性開発者の構成比をみると、世界的に顕著に低いことが指摘されている。そこで、本研究は、ゲーム産業における女性に焦点を当て、開発者のキャリア発達の過程と意識や行動の特徴を明らかにすることを目的とし、生成されたライフストーリー・トランスクリプトをもとに、定量的分析ならびに定性的分析を行った。とりわけ、ゲームへの関心醸成、ゲーム産業への参入動機、キャリア・トランジション、キャリア発達の特徴に焦点を当てて考察した。その結果、ゲーム産業における女性開発者は、変化を柔軟に受け止めようとするポジティブな思考を有し、組織の一員として創造性を発揮し得る人間関係を構築して、自らのキャリアを客観的に評価しながら継続的に能力開発を行い、楽しんで仕事をしているという特徴が見出された。また、キャリア発達における行動特性として、次世代の担い手の育成、あるいは、同じような課題を抱える者の支援という生成継承性などが明らかにされた。したがって、ゲーム産業における女性開発者のキャリア発達支援の一つとして、多様なロールモデルを育み、それを呈示し、共有していくことが求められている。

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“Career Development Among Japanese Female Game Developers: From the Perspective of the Diversity of Creative Individuals”International Conference on Japan Game Studies 2013, Proceedings pp.56-57, Ritsumeikan University(2013年5月25日)にて発表しました。

●Related Sites

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「ゲーム開発者のキャリア研究の国際的動向と今後の課題」日本デジタルゲーム学会2011年次大会、予稿集pp.235-237、立命館大学(2012年2月26日)にて発表しました。

●キーワード
ゲーム開発者、キャリア研究、時間軸、学習資源、国際比較

●概要
ゲーム産業の発展に伴って、エンターテインメントの創造を担う開発者のキャリアに関する研究への関心が高まっている。例えば、QOL、ダイバーシティ、職業アイデンティティなど、さまざまな問題関心に基づいて、国内外でゲーム開発者のキャリア研究が蓄積されてきている。本発表では、海外における研究成果・知見を整理し、ゲーム開発者のキャリア発達に関する知識基盤の整備に向けて、研究の現状と今後の課題について議論する。

●予稿集原稿

ゲーム開発者のキャリア研究の国際的動向と今後の課題

ゲーム開発者のキャリア研究の国際的動向と今後の課題

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「ゲーム産業における女性開発者のキャリア発達」日本キャリアデザイン学会第8回研究大会、資料集pp.133-137、日本大学法学部10号館三崎町キャンパス(2011年10月2日)にて発表しました。

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2011年9月6日(火)~8日(木)にパシフィコ横浜で開催されたCEDEC2011には、馬場研究室(東京大学)と藤原研究室(専修大学)が共同で企画した「ゲーム研究最前線」に、多くの方々にご来場いただき、厚く御礼申し上げます。

私の発表資料「女性ゲーム開発者のキャリア発達」をCEDiLにアップロードしましたので、ご高覧いただければ幸いです。
発表後に多くの方々よりいただいたご質問やご意見は、今後の研究の参考にさせていただきます。
ありがとうございました!

●関連サイト
CEDiL: CEDEC Digital Library
2011年9月6日(火)13:30~14:30 キャリアについて考える
2011年9月6日(火)14:00~14:30 女性ゲーム開発者のキャリア発達
東京大学大学院情報学環馬場章研究室ウェブサイト
2011年9月10日(土)掲載記事 INSIDE 【CEDEC 2011】ゲームクリエイターのキャリアを考える/セガ石倉氏と専修大・藤原氏
2011年9月10日(土)掲載記事 GameBusiness.jp 【CEDEC 2011】ゲームクリエイターのキャリアを考える/セガ石倉氏と専修大・藤原氏

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東京大学大学院情報学環馬場章研究室では、ゲーム開発者のキャリア形成や就業実態などに関する研究を行っています。この度、当研究においてインタビュー調査に応じていただける「女性ゲーム開発者」の方を、募集することとなりました。
インタビュー調査の主な内容は、ご自身の現在の仕事・働き方、職業経歴、キャリアや仕事に関するお考えなどです。調査結果につきましては、論文としてとりまとめ、今後の研究発展のために活用させていただきます。

インタビュー調査でお聞きした内容は、研究目的にのみ使用します。他の目的に使用することや、公表する論文内で個人名や企業名が特定されることは絶対にありません。

●実施時期
2010年10月~12月

●日時・場所
日時:個別に調整させていただきます(土日、夜間も対応いたします)。インタビューは、1時間半~2時間程度の見込みです。
場所:調査員が貴社(原則として東京・神奈川・千葉・埼玉)にお伺いします(個別にご相談させていただきます)。

●募集条件
ゲーム業界で5年以上の就業経験を有する女性ゲーム開発者(転職の有無は不問です)

●インタビュー調査の内容
現在の仕事・働き方、職業経歴、キャリアや仕事に関するお考えなど

●応募方法
題名に「女性ゲーム開発者のキャリア形成」と明記の上、コチラよりお申し込みください。

●担当連絡先

東京大学大学院情報学環馬場章研究室
特任助教 藤原正仁
Tel:03-5841-8767
〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1 第2本部棟410号室

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「戦後日本の家族と女性の就労形態:パートタイマーの選択性の問題を中心に」中央大学大学院商学研究科商学専攻修士論文(2001年1月)を執筆しました。

●概要
本論の課題は、パートタイマーの成員の中心を成す既婚女性を考察対象としながら、家族という分析視角によって、パートタイム労働問題に内包される選択性の問題について解明することである。

第一章では、各種統計資料に依拠しながら、いかなるパートタイマーがどれほど存在するのかを考察した。しかし、パートタイマーについて統計では多義的に把握されているため、パートタイマーの概念を、「客観」、「主観」、「呼称」という指標によって三類型に操作し、その趨勢を把握した。その結果、三類型のいずれの指標においても既婚中高年女性がその趨勢の牽引役となっていたが、指標によってその数量・構成比には差異が見られ、国の統計における概念の相違がパートタイマーを把握する上で大きな障害となっていることが確認された。また、労働時間によって、短時間パートと疑似パートとに区別し、両者の比較を行いながらその実態を分析した結果、前者には家計補助的労働者が、後者には非自発的労働者が多く含まれていることが明らかになった。

第二章では、これまでのパートタイム労働問題研究のレビューを行った結果、その議論の多くが、疑似パートと正社員との労働条件の格差の問題に収斂されることによって、短時間パートの問題が「自由な選択」という見解へ矮小化されてきたことが指摘できる。そこで、パートタイマーの選択性の問題を解明するための新たな分析視角の設定へと結びつけた。

第三章では、家族を「制度レベル」と「実態レベル」に区分し、この二つの側面からパートタイマーを照射することによって、パートタイム労働問題に内包される選択性の問題を評価するための知見を得た。「制度レベル」とは、端的には家族の外的要因のことであり、本章では近代家族を支えている母性イデオロギーという社会規範の成立と定着について言及し、就労選択と社会規範の関係を論究した。一方、「実態レベル」とは、同じく家族の内的要因を指し、各種統計資料に依拠しながら、妻フルタイム世帯・妻パートタイム世帯、三世代家族・核家族との比較によって、家族成員の家事分担と夫婦の家計に基づくキャリア選択の実態を中心に考察した。その結果、制度レベルの分析からは、母親役割を強調する装置によって、母親の就労選択が、負の「複数文脈性」として解釈されることでパートタイマーを選択している側面があることが解明された。また、実態レベルの分析からは、①パートタイム労働は伝統的な性別役割分業を温存・強化する形で既婚女性の就業を拡大させたこと、②性別役割分業を行うことが世帯の家計戦略的な選択であることが明らかにされた。

最後に、終章では、如上の分析結果をもとに、パートタイマーの選択性の問題を再び取り上げて検討した。結論を急げば、第三章で明らかにされたように、性を基準に就労を選択することで、家族が最大限の効用を得ていたのである。つまり、パートタイム労働という選択は、個人ではなく家族にとって「自由な選択」であったのだ。したがって、家族から個人を引き出すことによって、あらゆる個々人が自らの意志に基づいて就労を選択できる可能性を見いだすことができるのである。

しかし、本論は女性労働問題のほんの入り口地点に立ったに過ぎない。特殊研究と性別職務分離研究のさらなる発展と統合によって、企業社会を含めた就労選択の問題の総体における解決が初めて見出されることになるだろう。

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